田舎を嫌悪する理由を書き出してみた(追記)
初めに、私の言うところの田舎を定義する。
- 市町村合併前に、郡・村・字・小字であった
- 隣近所の名字が2〜3個の親戚だらけ
- 意味不明な大昔からの慣習ばかりを尊重した、中身のない近隣住民の付き合いがある
- 葬式は家長が絶対参加の一大イベント
- 農家基本
- 家が巨大で庭に樹齢何年だかわからん大木が何本もある
- 最寄り駅まで徒歩30分以上はあたりまえ
- 二世帯住宅か敷地内同居が基本
- 兎にも角にも貧しい。心も懐も。特に心。
- 情報弱者。テレビと新聞が全て。
- JAなどの組合天国
- 世間様が帝王どころかヒットラー
- 車社会。バスは一時間に一本。終バスが早い。
- ジジババ天国。医者ぼろ儲け。
とま、これだけ並べただけでもわかる通り、嫌悪の塊な私。
偏見上等!
あ、話が終わる・・・・ヤバィっ!
冷静に、、冷静に、、、、フゥ〜
私が嫁いだ当時、すでに合併されてて町だったし、新幹線の止まる駅まで、車で2〜30分程度の立地だし、そこまで田舎だとは思ってなかった旦那の実家。
新幹線の駅も、例えるならこだましか止まらない駅ではなく、のぞみは止まらずともひかりは止まる程度のレベルの駅だったわけ。例えだから東海道沿線じゃないんだけどね。
事情を話すと素性がばれそうなので、伏せるけど。
1号が3〜4歳の頃、2号を身籠り産休を控えていたタイミングで、同居話が持ち上がった。
都会から田舎へ。
そして、核家族から完全同居へ。
旦那と離婚寸前ギリギリの喧嘩を繰り返すも、儒教の教えは絶大だった。長男たるやお家の為に!!!だそうだ。よくわからんが、つまりそういう事のようです。
サラリーマン共働き家庭で、新興住宅地の一軒家での中流家庭で育った私には、全てが感覚として理解できなかった。
この時、離婚に踏み切れなかったのには、2つの理由がある。
旦那と私と1号との3人での暮らしは幸せそのものであったこと。
私の産休が間近に迫っていたこと。
同居に伴い、明治からの趣ある家屋を解体し、完全同居の為の新居を作る事となった。
積水ハウス!
これは、絶対条件だった。
別に積水ハウスが嫌いな訳ではない。
積水ハウスで家を建てる財力の問題でもない。
私が拒否反応を示したのは、積水ハウスを選ぶ理由だった。
ご近所さんもお隣さんも積水ハウスだから積水ハウス。
自由とはなんなんだろうか?
選択できないって、なんなのだろうか?
この一点に尽きる。
暗雲立ち込める中、間取りを決める。
積水ハウスの設計士さんと話を進める。
私、旦那、旦那の妹とで。
妹?!
そう旦那には、私と同級生の妹がいるのだ。実家に。
手に職があるわけでも、正社員でもない。パートタイマー、アルバイター。未婚。彼氏はいるんだか、いないんだか謎。
間取りが出来る。
実家に持ち帰り、家族に披露するも、ハイ論破!2chもビックリな論破が待っていた。
フタ間続きの和室がない。
縁側がない。
あれが、どう、これがどう。
あげく、お隣さんちの間取りはこうだ。
・・・・・・・・は?
お隣さん関係あるんでしょうか?
元々私は、思考停止を隠しもせず芋版な意見を言う人が嫌いではある。
いや、嫌いというより、近くに居なければ別にいいのだ。その人なりの人生があるはずなので、私がトヤカク言う筋合いもない。そういう人もいるよね。終わり。
ポイントは、近くに居なければ。だ。
近すぎる・・・これは、余りにも近すぎる存在に警告音が鳴り止まない。
そして、妥協に妥協を重ね出来たご立派な家。
総額4300万。
土地なし。解体込み。
積水ハウスさん、えらい儲けましたなぁ〜と、商人の挨拶でもしたくなる。
同居開始。
年金受給者2名と旦那が収入源だ。
私は産休で無給。妹はパート代は小遣いなので収入源にはならない。
2号も産まれ7人家族の誕生だ。
田舎は生活費がかからないというのは、ウソだ。
スーパーも高い。
車の維持費も高い。
サービスも高い。
新築の家も、土地があるが故に巨大となり、ローン返済額も高い。固定資産税も高い。積水ハウスだから尚高い。
極めつけは、旦那が地元で転職しようものなら給料が2/3下手すれば、1/2という恐怖が待っている。同業での転職も困難を極めたし、異業種となると初心者となるからだ。
独立も考えたが、彼の特殊技能は田舎には不要で、需要が見当たらない。路頭に迷うわけにはいかなかった。
仕方なく新幹線通勤。
出稼ぎ労働者のようだ。
自己都合となるため、新幹線代はフルには出なかった。半額負担。
このメリットの無さはなんなんだろうか?
いやいやいや、田舎で子育てって素晴らしいじゃないかっ?!!!
えーーっと。
・・・・・・もぅオワタ。
近所には、市営住宅、県営住宅、母子寮ときた。
田舎のそういうとこに住んでおられる方
には、大変申し訳ないがガラが悪すぎて、心が貧し過ぎて、、私には無理だった。
それでも、田畑を住宅地に変更している地域もあり、新興住宅地として若い夫婦と子供達もおり、子供も私も友達はたくさんできた。
子供の通う園には、新興住宅地と市営住宅の子供が入り混じっていた。
子供が園から覚えて帰ってくる言葉や行動に、血の気が引いた。放送禁止用語や下世話なお笑い芸人などの真似などを、、意味も分からずに真似てくる。
その言葉はよくないよ。
その真似はやめて欲しい。
と、繰り返すも火に油を注ぐだけだった。
なお、面白くなってしまったようだ。
そんな環境下に子供はいるのに、私ときたら都会にいた頃とは別人のようになっていた。
巨大な家を維持するには、労力と財力が必要だ。
私は、フルタイム勤務の時よりも重労働となった。
子供に構ってられなくなった。
実家なのだから田舎なのだから、私以外の大人の手もあるのではないか?
あるはずもない。
いや、正確には私がそれを許さなかった。
田舎の大人にとって、子供は労働者か何かなのだろうか?
人の尊厳を奪う扱いに激昂した私は、大人達から子供を取り上げた。
許せないものに囲まれ、敵に囲まれ、理解不能なものに囲まれた時、人間はただただ恐怖心に襲われると知った時にはもう遅かった。
振り返ると、私は子供を虐待していた。
怒鳴り、怒鳴り、怒鳴り、子供を守りたくて、ただただ怒鳴り続けていた。
叩くことはないまでも、子供の腕に私の手の指跡が残る程の力で引きづり従わせていた。
2号の産休育休が終わる。
私も都会へと新幹線通勤をするのか?退職するのか?
育休の延長を最大まで取るのか?
育休の延長をとった。
しかし。
足りない。時間が足りない。問題が一向に改善へと向かわない。
3号を身籠る決断をした。
元々、私は子供を産むなら3人と決めていたのもある。
それもあるが、家族からは女が続いていたし、男を産んで欲しいという希望があった事も事実だ。
しかし、私は何が何でも3人目も女を産むしかないと、神に祈っていた。
3号は女だった。
神様を普段はまったく信じないくせに、こういう時に人は都合がよく、神に感謝した。
3号が産まれて間も無く転機が訪れた。
旦那が事故って入院した。タイミング悪くスピード違反で切符を切られた直後の事だった。
免取りだっ!!!
私は、再び神に感謝した。
これは、転機だ。これを逃してはならないと。
儒教の教えなんて、クソっくれいだ!
家を解散する準備に取り掛かった。
家と土地を売り、家族を市営住宅に入れる準備だ。
私たちは、都会に、帰る準備だ。
元々住んでいた都会の文教地区へ帰るのだ。公立だけで東大に行ける地域だと言われてる所だ。田舎とは、行きかう人々の質が根本的に違う。
後記述するが、子供を、育てるのは環境でしかない。
そこに帰るのだ。元の優しい母に戻るのだ。あの平和を取り戻すのだ。あの幸せをもう一度手に入れるのだ。
その思いで、その一心で、動いた。
猛反対にあった。敵だらけだった。
旦那とも険悪になった。
しかし、紛れもない事実であるところ、車社会において、免取りの意味するとこは、不自由だった。
段々と折れ始めた旦那。
そんな時、旦那がヘッドハンティングされた。
夢見た会社からのオファーだ。
これで、旦那の意思は固まった。
脱・田舎。
不思議なもので、あの解決の糸口がまったくなかった家庭の問題が次々と解決に向かうのだ。
結果的に、私達夫婦と子供は都会に帰り、旦那の家族は家を手放すことなく現在も積水ハウスの家に住み続けること事ができている。
知人の自称霊感の強い方曰く。
旦那の亡き家族の方に呼ばれて、貴女は田舎に行き、問題を解決し、解放されたのよ。と。
Σ( ̄Д ̄ )
と、散々な目にあったから、田舎が嫌いです。
以上、私情しかない理由でした!
お目汚し失礼しました!!!!(てへぺろ)
追記)
ブックマークのコメント、メチャクチャおもろい!!
皆さんのセンスの良さを実感しました。
また、どれもこれも的を得ててホントに感動しました!!
有難うございます!!!!!!
追記2)
未だにこの記事に一点集中でアクセス数が集まっているし、
スマホからだと、他の記事もみづらいだろうから、URL貼っとくね。
↓続きを書きました。
↓今回の件で、ヤな思いをされた方へのお詫び