怨念お母様を生まない為にできる事って何があるかと考えてみた(その1)
先日、こんなエントリーを書いた。
「私だけがこんなにも頑張っているのに・・・」という言霊が呪詛になる(笑) - 働くオカンの思考を解剖したらこうなりました
はっきり言って、当時の夫は家事育児をしている方だったと思う。
単純に、会社から帰ってこれなかっただけで家事も育児もわりと当事者意識を持って対応する気持ちはあったから。だから、私からこれだけの怨念をブツケられても受け止めていたんだと思うし、今もなんだかんだ仲良くやっている。
そんな私のエントリー読んで恐れ慄いているような男性では怨念お母様の気持ちなんかわからないだろう。私みたいにストレートに怨念をブツケてくれるお母様はまだいい。怨念を溜め込んで、溜め込んで、深く深く沈んだ心の澱はいかほどか?を想像をすると予想を遥かに超えた思いがあるに違いない。
そういうお母様を一人でも減らし、より子育てをしやすく子供を産みたくなる世の中ってどういう世の中なのか?と、考えてみたいと思う。※少子化対策の話ではありません。
提案その1:お父さん全員にもれなく例外なく産前産後休暇を取得させる
一番大事な提案理由ですけど、私より上手に書かれているブログがございますので、こちらを参照してください。
【イクメンパパ特集】サイボウズのCM第2弾「パパにしかできないこと」を見て考えたこと | 育児漫画目録
育児や夫婦に関する諸々の問題を解決する為の方法は、男性がワークスタイルを変えること。具体的な第一歩としては「男性が育児休暇をとること」のような気がしています。
私も完全に同意します。
パラダイムシフトを強制的に起こす必要があります。
残業0法案よりも、妻の出産予定日から逆算し算出される産休と同じ時期に夫も産休に入り産前産後休暇を100%取らせる制度を第一に確立する方がよっぽど有意義な法案であると思います。
生まれてからでは遅いので、生まれる前から夫は休みに入るのがベストアンサーだと思っています。妻が専業主婦であっても、兼業主婦であっても、事実婚であってもです。
夫婦二人で、子供を授かり、この世に送り出し、迎え育児をする。
全ての一連の共同作業を一緒に体験していくのは、とても意味がある事だと思います。
女性であっても、産前産後だけで仕事復帰を希望される方もいますし、育休の取得については任意取得で構わないと思います。
可能であれば、女性も男性も夫婦揃って最低でも生後満4ヶ月は育休が取れるとベストでしょう。
ベターで言えば生後6ヶ月から1年を迎え保育園に入園できるその日プラス慣らし保育の1ヶ月ってところでしょうね。ここまでを夫婦揃って休暇を取るという欲は・・・と喉元まで出かかっていますが飲み込んでおきます。
産前産後休暇や育児休暇への不安についても、私が書くよりも上手に書かれているブログがあるので、こちらで不安を解消して頂ければと思います。
男性の育休取得にまつわるいくつかの誤解 - 育児について語るときに僕の考えること
育児休業給付金の金銭的な面で1点だけ改善して欲しいなと思っていることがあります。私が知らないだけですでにある事だったらお恥ずかしいのですが・・・その時はどなたかこっそり教えてください(笑)
世帯年収400万以下であれば、いままでの満額世帯年収分は保証し全額支給としてもらいたい。
また、給付って数カ月分まとめて振り込み(だった記憶があるの)ですが 、毎月振り込みにして頂く事で、生活不安がより解消されると思います。
個人単位で失業保険かけてるのに、世帯年収によって給付額が異なるのは、管理できないって??うん???
やろうと思えばなんだってできるんだよ!!
ゴタゴタできない理由並べずにやれる理由を探しやがれ!!できないのは不老不死と若返りと亡くなった命の再生だけだっつうの!!やれる!
そして、これが最後にきましたが、とても重要です。
オレ様がいなくても会社はまわる!
私も初めての妊娠時に思ったことなのですが、ワーカーホリック気味であればあるほど陥る罠がこれです。
「オレ(ワタシ)がいなかったら会社(部署/課)が・・・」ってのは幻想です。
会社が一個人に依存しているなんてことは一社員ではありえません!!!
え??なんて??なんて???
俺の会社は中小零細だから??え??よく聞こえない??何々????
ってのも、幻想です!
己は経営者じゃねぇーーっつーーーのっ!!!ないない、そんなのないから!!!
ただ、真面目な話。
個人的には、ここで一番の問題だと思っているのが夫(妻)が社長だったっ場合ですね。
そして、妻(夫)が財務・経理をしているような規模の会社さんです。
この場合、本気で商売が止まることになりかねません。
一社員の育休ごときの問題ではないので、ここは本当に問題です。お金だけでは解決しない市場の問題が出てきますので、こればかりは強制はできないなと思っています。
この場合は、行政支援として何らかの資格保持をされている育休支援ヘルパーさんという職業ができこういうご家庭へのサポートできる体制が必要になってくるでしょうね。
産前産後休暇や育児休暇をとってみた人にしかわからないかもしれませんが、たくさんの不安を差し引いても、全・夫・産前産後休暇取得済み!!みたいになると、ビジネスがかわると思います。
普段、交わることのない職業の方と出会い仲良くなります。
子供が縁を持ってきてくれます。たくさんの縁が生まれ繋がります。
また、価値観も変わります。
子供の傍若無人っぷりに忍耐も育ちますし、マニュアル通りの対応なんて一切通用しませんので頭も使います。ご夫婦でMYfamilyマニュアル作りをすることとなります。また、諦めることの大切さや大きな視野を手に入れることもできますし、物事の一面しかいままで見てこなかった事にも気づきます。
よく親は子供には与えるばかりだと思いがちですが、実は子供から親へもたくさんのギフトがこっそりと贈られていることに気づきます。
こういった経験を30歳前後で体験できるというのは、ビジネスにも大いに実りある体験となります。これからの時代は、恐らくですがこういう経験を積んでいる方が給与所得が上がる時代が来ます。
学校卒業後、ずっと同じ企業で同じ環境で同じ人間関係で過ごしてきた人の凝り固まった頭でビジネスを継続するよりも、新風を巻き込んでくれる良い制度になると私は確信しています。
よりよい未来に向かえるよう私なりの草案を提案してみました。
これを読まれた皆様にもそれぞれの立場からの草案があると思いますので、是非お聞かせ頂けると幸いです。
こんな楽しい時代を生きているのですから!!
ワクワクして眠れませんね!!
寝ますけどね!
おやすみなさーーい!