オカンのオカンじゃない話
おもひでぽろぽろ。
ライブハウスで号泣し、目を真っ赤に腫らして帰宅中です。
彼女とは高校時代を一緒に過ごし。
彼女の叩く楽器が、ティンパニーからドラムに変わり。
バイト代を貯めて電子ドラムを買うんだと一緒にバイトをし。
彼女の初のドラム購入に付き合い。
彼女の叩くドラムを聞きながら受験勉強した。
実家を出る私に付き合い、心配だからとアパートの隣に住むと言い一緒にアパートを探した。
彼氏と別れたとか誰が好きだとか、たわいもない話をし。
将来はプロのドラマーになるんだ!とキラキラ目を輝かせ。
じゃー私はー、稼ぐ女(笑)とか冗談を言い合ってた。
彼女が20歳の頃に結成したバンドのXX年記念LIVEに行ってきた。
彼女とは何かあるたびに連絡を取り合う。
報告をし合う。いまだに。
彼女の報告はいつもバンドの事で、誰が離脱した。解散の危機かも。みたいなことが多かった。
そしていつも、幸せそうにプロになるんだ。ドラムで生活するだ。と言う。
そして間、間に。
わたし、いま結婚したら後悔するわー
私の分も子供産んでなー(笑)
と、よく冗談を言っていた。
我が子も彼女の大ファンで、以前スーパーで流れてきた音楽が彼女のバンドの曲だと当てたことがある。
彼女とは縁が切れることもなく、関係は続いていたが、バンドのLIVEは節目となるワンマンライブに行く程度まで、頻度は下がっていた。
あとは、イオンやららぽーととかのファミリー向けに出るときは、子供も喜ぶのでよく顔を出してた。
そんなたくさんの思い出の渦に飲み込まれて。
そして、いま、この大勢の方の前で本当に楽しそうにドラムを叩いている。
涙が止まらなかった。
また、この大切な節目のライブに快くおくりだせるように、仕事を調整してくれたパパ。
子供に言ったら行きたがるからと、黙って出てきた。
そんなたくさんの想いの中、もう止める涙がなく泣き続けたライブだった。
今もこれ書いて泣いてる。止まらない。
彼女の苦労全てを知ってるわけではないのに。
込み上げてくるものがたくさんありすぎる。
彼女の諦めたもの。
選択肢なかったもの。
選択をし続けたバンドとメンバーとドラム。
たくさんの選択しなかったものはだいたい知っている。
いま、私が当たり前に持ってるものも、諦めてきた。
なのに、彼女達は歌う。
同世代の頑張ってる女性への応援歌を。
涙が止まらない。
電車なのに。。。どーーしよ。。。
諦めずにこれだけの年月をドラムとバンドに費やし、そしてここからもまた費やし続ける。
この感動をどう書けば良いのか、私の言語能力は足りなさすぎる。
ただただ、赤く腫らした目だけが現実にある。